2021年上半期ランキング20

遅ればせながら。(あとで2020も作りたい)

1. クレナズム「酔生夢死」
虚無感というものを、ここまで鮮やかに描いた作品に出会えたということ自体が衝撃だった。冷たく無機質な音色と突き刺さる言葉たち。感情が死んだとき、この歌に救われる。

2. 星野源「創造」
任天堂へのリスペクトと本人のメッセージや遊び心を両立させたとんでもない曲。ゲームSEを取り入れたハイクオリティな曲を作るなど、他の誰が思いつき、成し遂げられるだろうか。流石としか言いようがない。

3. フジファブリック「赤い果実 feat. JUJU」
この二組が組むとこうなるのか。。。という曲。少しアダルトな雰囲気がクセになる。一度聴いただけで魅せられて、惚れてしまった。何度聴いても美味しい完熟果実。

4. Ao「Blue Souls」
CMで聴き惚れ。アイナさんの良さを引き立てるメロディー。この美しさと華やかさと爽快感は他の追随を許さないのでは?「君が笑うか分からない でも心が揺れた」という歌詞は、息苦しいこの時代に灯る一筋の光としての「君」を描いているようで素敵。五輪にも合ってそう

5. Official 髭男 dism「Cry Baby」
え??髭男??と驚かされた一曲。ダークさが存分に取り込まれており、力強いメロディーラインには圧倒されるというほかない。個人的に去年の髭男はなんだかいまいち伸び悩んでいる感じがしたのだけれど、これは新境地だと感じた。もはや音楽界を引っ張っていく存在になってしまったのだな、と思わされる。

6. Awesome City Club「勿忘」
この曲につられて花恋の映画を観に行ったという人も多いのでは?1人脱退してから売れたという経緯は少し寂しいが、オーサムらしい素敵な男女ハモりと、お涙頂戴ギターソロ、感傷的な歌詞とメロディーライン、、、どこをとっても非の打ち所のない完成度の名曲。

7. くるり「I LOVE YOU」
なんだか不思議な曲なのだけれど、やはりこれをきちんと成立させられるのはくるりだからこそだろうなと思う。日常感のあるアンニュイなメロディー、しかし温もりがあり、愛を感じられる。こういう作品が売れてほしい。

8. サイダーガール「ライラック」
青春に終わりを告げるような曲だけれど、サイダーガールの青春は終わったのだろうか...?まあそれはよいのだが、終わった想いの仕舞い方を、とても巧妙に描いていると思う。

9. Sundae may club「春」
今年最大の発掘になりそう。タワレコ新宿に感謝。「スーパーポップバンド」と自称するように、曲調は確かにポップぎみなのだけれど、自粛が求められるこのご時世に、前奏なしで「外に出なよ」と始まる曲をシングル1曲目に入れてリリースするというところからして既に、強烈なロックンロールを感じる。Voの浦小雪さんの声は、荒削り感もありつつ、真っ直ぐな感じもあって、素敵。曲の緩急なども、心が踊るように構成されているような気がする。初期髭男とおなじ匂いを感じる。いずれ絶対ビッグになると思ってるので猛プッシュしたいけど、人気出る前にライブいきたいいいい東京きてえええ

10. おいしくるメロンパン「斜陽」
おいしくる史上最も軽快な曲だと思う。クリーンさと少しの濁りが、ジャケ写の濃緑とマッチする。頭のなかで、ペンキをつけたローラーがあのジャケ写を描いていく。「振り返らないで僕もそうするから」という歌詞がもうダークよね。斜陽というタイトルが、ほんとうにぴったり当てはまっているなあと思う。

11. CAT ATE HOTDOGS「ハローグッバイ、サニーデイ」
泥臭い青春を思わせる一曲。それを大人になってから苦々しい記憶として思い返しているのかなあ、なんて思う。「何遍も繰り返し聞いたって全然はまらないバンド 君が好きだっていうから聞いていたんだよ」って歌詞がリアリティがあって好き。加えて、ご飯3杯くらいいけそうな重厚な演奏がたまらない。

12. カネコアヤノ「抱擁」
溢れ出る気持ちを音に乗せたかのような、胸を締め付けられる一曲。ひとつひとつの詞の選び方も美しい。「まるで私が聞き分けの悪い赤子のように」っていうのが特によい。自分を俯瞰して、自分を惨めに思うそんな自分さえも惨めに思え、心を痛める様子がうまく描写されている。ただ、感情吐露の曲のはずなのに、温かく包んでくれるような、まさしく「抱擁」力を感じるのは、そのvoの為せる妙なのだろう。

13. 藤井風「きらり」
安定の高クオリティの藤井風。MVも楽しい。こんなにダンサブルに爽快に愛を歌えるのはこの人くらいではないか??次はどんな曲をリリースするのか、ここまでワクワクさせてくれるのはすごいが、すごすぎて逆に心配になる。それくらいすごい。

14. childspot「Groovynight」
絶妙なチル感が堪らない。現役高校生というのが俄には信じがたい大人っぽさ。「タバコをぽい」って歌詞とか、いや吸ったことないだろ!!とツッコむ自分もいるのだが、それでも魅せられてしまうとんでもない力がある。今後注目バンドの一つ。「ネオンを消して」もめちゃくちゃ素敵だけど、それは昨年リリースなのでこちらをチョイス。

15. mol-74「strawberry march」
心穏やかになるラブソング。「こんな時が永久に続けと僕ら手を握る」という歌詞が、落ち着いた恋愛生活の、不確かさと確かさのアンビバレンスをよく捉えている。意外と今までありそうでなかった曲。

16. SHISHAMO「ドライブ」
かわいい一曲。「ドライブデート」というテーマの曲はいくつかあるが、この曲に勝るものはないだろう。細かく描写して、ワクワク感をちゃんと音に乗せて届けてくれる。最高。「次のサービスエリアでさ お水買ってきて そんくらいはして」って歌詞がもう好き。

17. リーガルリリー「東京」
東京ってタイトルで、出だしの歌詞が「ナイジェリア」って、、、もうそのロックンロールが最高。メロディーも濁ったクリーン感あって、ごちゃごちゃした東京っぽくて面白い。途中から歪むのもさすがやなあと。個人的に、「東京」を冠した曲は、いいバンドのリトマス試験紙になると思ってるんですけど、いやあやっぱりリーガルリリーはいいバンドですね。

18. SHE'S「追い風」
救いたいという意思を強く感じる一曲。実力をつけてきた今だからこそ、「側にいるから」という歌詞が説得力を持つのだと思う。「君はもう変われてる 笑えてる 生きてく者だけに吹く追い風」という力強い言葉が、まさに追い風のように、そっと背中を押してくれる。

19. Sano ibuki「Genius」
微笑ましい至高のラブソングだと思う。「きっと僕の歴史に君と出会えたことほど大きいことはないぜ」という歌詞が素晴らしい。

20. ヤユヨ「おとぎばなし」
翻ってこちらは失恋ソング。ヤユヨはなかなか素敵な失恋ソングを書いてくれる。ゴリゴリのベースとずっしりと重いリズムとボーカルとが、歌詞と溶け合ってアンニュイさを見事に描き出す。

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